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テルマエ・ロマエ2』ロケ地はどこ?草津温泉から海外巨大セットまで徹底解説

荒川 駿 荒川 駿 • 更新: • 公開: • 読了約 15 分
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古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウスが現代日本の温泉街へタイムスリップする大ヒット映画の続編『テルマエ・ロマエ2』。前作を遥かに凌ぐスケールで製作された本作は、東欧ブルガリアに建設された巨大コロッセオのオープンセットをはじめ、日本屈指の名湯や歴史的建造物が惜しみなくロケ地に選ばれました。

公開から年月を経た現在でも、作品の圧倒的な映像美と温泉情緒に惹かれ、聖地巡礼に訪れるファンが後を絶ちません。国内外に点在する撮影場所の正確なロケーション、現地での見どころ、阿部寛さんや上戸彩さんら豪華キャスト陣が明かした過酷な撮影秘話まで、取材データと現場情報をもとに解説します。

【全貌公開】『テルマエ・ロマエ2』撮影場所一覧と聖地巡礼マップ

テルマエロマエ2ロケ地

映画『テルマエ・ロマエ2』のロケーション撮影は、国内の有名温泉地から海外のメガスタジオ、さらには首都圏のスポーツ施設や野外博物館に至るまで、多岐にわたる場所で行われました。劇中の古代ローマパートと現代日本パートのコントラストを生み出した主要ロケ地を一覧表で整理しました。

ロケ地・施設名 劇中シーン・特徴 所在地・アクセス 巡礼時の利用・入浴
ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオ 古代ローマのコロッセオ、元老院、グラディエーター闘技場 ブルガリア ソフィア市郊外 スタジオツアー等(事前確認必須)
宝川温泉 汪泉閣(おうせんかく) 大露天風呂(摩訶の湯など)、混浴シーン、ルシウス漂着地 群馬県利根郡みなかみ町(水上ICより車約30分) 日帰り入浴・宿泊ともに可能(専用湯着着用)
草津温泉(湯畑・熱乃湯) 温泉街散策、湯もみショーの体験、平たい顔族の集落 群馬県吾妻郡草津町(長野原草津口駅よりバス25分) 散策自由・湯もみ見学体験可能
片倉館(千人風呂) 重厚な洋風大理石風呂、彫刻とステンドグラスの空間 長野県諏訪市湖岸通り(上諏訪駅より徒歩約8分) 日帰り入浴・重要文化財の館内見学可能
江戸東京たてもの園(子宝湯) ヒロイン・山越真実(上戸彩)の実家「銭湯」の外観・内装 東京都小金井市(武蔵小金井駅よりバス5分) 施設見学可能(入園料別途・入浴は不可)
川崎市とどろきアリーナ 力士たちが激突するコロッセオ内部の相撲シーン撮影地 神奈川県川崎市中原区(武蔵小杉駅よりバス約10分) 公共スポーツ施設として利用可能(見学は催事による)

これらのロケ地は、東京都内近郊の日帰りスポットから、北関東・信州の本格的な湯治場までバランスよく分布しています。映画の世界に没入するなら、群馬県の草津温泉と宝川温泉を巡るルートが定番です。

【名湯編】草津・宝川・諏訪・箱根!映画を彩った温泉宿と名建築の魅力

『テルマエ・ロマエ2』に登場する日本の温泉地は、単なる背景美術ではなく、映画のストーリーを動かす主役級の存在感を放っています。製作陣がこだわり抜いて選定した実在の名湯の魅力を深掘りします。

草津温泉(群馬県):湯畑と熱乃湯で見せる圧倒的な湯量と伝統技

日本三名泉のひとつである草津温泉は、劇中でルシウスが現代日本の温泉文化に圧倒される象徴的なシーンで登場します。もうもうと湯煙が立ち込める中央の「湯畑」は、映画のポスターやキービジュアルでも印象的に使われました。

加えて、伝統の「湯もみ」が行われる熱乃湯(ねつのゆ)でのシーンは必見です。ルシウスが湯もみガールズの動きを見て独自の解釈を下すコミカルな場面は、実際の熱乃湯で撮影が行われました。現在も熱乃湯では毎日定期的に湯もみと踊りの実演ショーが開催されており、映画と同じ臨場感を肌で味わうことができます。

宝川温泉 汪泉閣(群馬県):大自然と一体化する巨石混浴露天風呂

みなかみ町の大自然に抱かれた宝川温泉 汪泉閣は、前作および第2作を通じてルシウスが幾度となくタイムスリップして現れる重要拠点です。利根川の支流である宝川沿いに広がる延べ約470畳分もの広大な露天風呂群(摩訶の湯、般若の湯、子宝の湯など)は圧巻の一言に尽きます。

巨大な奇石を組んだ野趣あふれる湯船は、古代ローマの壮大な浴場建築と見事に共鳴していました。汪泉閣は歴史ある木造建築の旅館としても名高く、外国人観光客からの人気も絶大です。

片倉館 千人風呂(長野県):大正ロマン薫る国指定重要文化財の洋風風呂

長野県諏訪市にある片倉館は、昭和初期に製糸業で栄えた片倉財閥が地域住民の保養施設として建設したクアハウスです。館内にある「千人風呂」は、深さ1.1mの大理石造りの湯船の底に玉砂利が敷き詰められており、立ったまま入浴する独特のスタイルを持っています。

ステンドグラスや彫刻が配置された重厚な洋風内装は、まさに古代ローマ人が設計したかのような趣を湛えており、ルシウスの故郷の公衆浴場を想起させる舞台として最高の親和性を発揮しました。

箱根温泉の風情と江戸東京たてもの園「子宝湯」

神奈川県の箱根温泉エリアの老舗旅館や風光明媚な景観も、登場人物たちの心情を描く落ち着いたカットに採用されています。また、山越真実の実家である下町の銭湯は、東京都小金井市の「江戸東京たてもの園」に移築保存されている昭和初期の代表的銭湯建築子宝湯(こだからゆ)でロケが行われました。格式高い神社仏閣のような宮造りの屋根や、男湯・女湯をまたぐ見事な富士山のペンキ絵は、日本銭湯文化の原点を感じさせます。

【海外&相撲編】ブルガリアの巨大コロッセオセットと力士共演の撮影裏話

映画の冒頭から観客の度肝を抜いたのが、古代ローマの首都を再現した超弩級のスケール感です。前作のイタリア・チネチッタスタジオを上回る映像を追求した結果、撮影隊が向かったのは東欧ブルガリアでした。

ブルガリアに再現された高さ50m・実物大コロッセオ

首都ソフィア近郊にある東欧最大級の映画撮影所「ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオ」に、高さ約50メートル、周囲数百メートルに及ぶ実物大コロッセオのオープンセットが建設されました。ハリウッド大作映画の撮影でも使用される同スタジオの敷地内に、古代ローマの石畳、壮麗な列柱、皇帝席に至るまで緻密に再現されました。

現地エキストラは連日数百人規模で動員され、剣闘士(グラディエーター)の死闘に熱狂する古代市民の熱気がリアルにフィルムへ焼き付けられています。

本物の横綱・力士が参戦した大迫力の相撲シーン

本作の大きな見どころが、古代ローマのグラディエーター闘技場に日本の「大相撲」が融合するスペクタクルな展開です。このシーンには、元横綱の曙太郎さんをはじめ、ブルガリア出身の元大関・琴欧洲勝紀さん(現・鳴戸親方)など、本物の角界スターが多数キャスティングされました。

屋内闘技場の激突シーンは、神奈川県の川崎市とどろきアリーナなどに土俵の特設セットを組んで撮影されました。琴欧洲さんは母国ブルガリアと日本の架け橋となる作品への出演に感慨を語り、曙さんの圧倒的な巨体と存在感は阿部寛さん演じるルシウスを本気で圧倒しました。

阿部寛と上戸彩が語った過酷な撮影秘話

過酷な現場を支えた主演の阿部寛さんは、古代ローマ人としての説得力を持たせるため、徹底した肉体改造を行って撮影に臨みました。ブルガリアの過酷な気候の中、わずかな布切れ一枚のトガ姿で筋肉を維持するため、撮影の合間にも欠かさずパンプアップを繰り返したエピソードは有名です。

ヒロインの上戸彩さんは当時のインタビューで、「阿部さんの鍛え抜かれた背中とお尻の美しさに現場の全員が見惚れていた。ブルガリア人スタッフも阿部さんを本物のローマ貴族だと信じ切っていた」と笑顔で現場の結束力を明かしています。

【実態検証】聖地巡礼者の生の声と現場目線で見えたリアル

映画公開から時間が経過した現在、ロケ地となった各温泉地はどのように変化し、訪れたファンはどう感じているのか。現地を訪れた旅行者の口コミや観光動向を検証しました。

群馬県みなかみ町の宝川温泉 汪泉閣を訪れた旅行者からは、「映画のままの圧倒的な大露天風呂に感動した」「川のせせらぎを聞きながら入る巨大な湯船は唯一無二」という絶賛の声が多数寄せられています。特に近年はインバウンド客の急増に伴い、異国情緒と日本情緒が入り混じる独特の活気を見せています。

一方、草津温泉の湯畑・熱乃湯周辺は、再開発や周辺整備が進んだことでより歩きやすい温泉街へと進化しています。「映画でルシウスが歩いた石畳を散策しながら温泉まんじゅうを食べるのが最高」「熱乃湯の湯もみ体験は映画のシーンそのもので大爆笑した」といった声が多く、若い世代やカップルの聖地巡礼スポットとして高い人気を維持しています。

【盲点と誤解】前作ロケ地との混同に注意!聖地巡礼前のチェックリスト

テルマエ・ロマエシリーズの聖地巡礼を計画する際、多くの旅行者が陥りがちな「誤解と盲点」が存在します。現地で後悔しないための重要チェック項目を整理しました。

1. 第1作と第2作のメイン温泉宿の取り違え

第1作でルシウスが最初にタイムスリップした有名な温泉宿は、栃木県那須温泉の「北温泉旅館」(天狗の面が有名なプールのような巨大露天風呂)です。一方、第2作でメインとなる大露天風呂は群馬県の「宝川温泉 汪泉閣」です。どちらも混浴露天風呂の名所ですが、所在地が全く異なるため混同に注意してください。

2. 宝川温泉の混浴ルールの近代化(湯着の着用義務)

劇中では昔ながらの混浴風景が描かれていますが、現在、宝川温泉汪泉閣の露天風呂では男女ともに専用の「湯浴み着(湯着)」の着用が完全義務化されています。女性専用の露天風呂(摩耶の湯)も完備されているため、混浴に抵抗がある方でも安心して映画のロケーションを楽しむことができます。

3. 江戸東京たてもの園「子宝湯」では入浴できない

上戸彩さん演じる真実の実家として登場した「子宝湯」は、歴史的建造物を移築保存した野外博物館「江戸東京たてもの園」内にあります。貴重な文化財であるため、建物内や浴室の見学・写真撮影は可能ですが、実際にお湯に入って入浴することはできません。

【プロの結論】映画の世界観を120%堪能できる人と慎重になるべき人の判断基準

映画『テルマエ・ロマエ2』のロケ地巡りは、単なる映画ファンの枠を超えて、日本の公衆衛生や湯治文化の歴史に触れる素晴らしい体験となります。観光文化論および旅行満足度の観点から、旅の適性を評価します。

聖地巡礼を心からおすすめできる人

  • 歴史ある本物の温泉情緒や建築美を味わいたい人:草津の源泉文化や片倉館の近代化遺産、汪泉閣の巨石風呂など、本物の泉質と意匠に感動できる層には最高の旅先です。
  • 映画の壮大な世界観とユーモアを追体験したい人:湯畑の湯煙に包まれ、熱乃湯で湯もみ唄を聞く体験は、ルシウスの驚きをダイレクトに共感できます。

訪問に際して少し慎重になるべき人・準備が必要な人

  • 最新のモダンリゾート設備や完全プライベート空間を最優先する人:歴史ある名湯宿は木造建築や大自然に隣接しているため、バリアフリー面や最新設備面で近代ホテルとは異なります。風情を理解した上での宿泊が推奨されます。
  • 混雑を極力避けたい人:草津温泉や箱根は週末や連休に大変な混雑を見せます。静かにロケ地の情緒を味わいたい場合は、平日の午前中やオフシーズンの訪問を計画するのが賢明です。

【テルマエ ロマエ 2 ロケ 地】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:草津温泉と宝川温泉は1泊2日で両方巡ることができますか?
A1:車(レンタカーなど)を利用すれば十分に周遊可能です。草津温泉と宝川温泉(みなかみ町)は国道や有料道路を経由して車で約1時間半〜2時間の距離にあります。1日目に草津の湯畑や熱乃湯を観光して宿泊し、2日目に宝川温泉の大露天風呂を堪能するルートが聖地巡礼ドライブの王道コースです。

Q2:ブルガリアのコロッセオセットは現在も見学できますか?
A2:ソフィア郊外の「ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオ」は現役の商業スタジオであり、他の映画撮影で使用されている期間は立ち入りが制限されます。時期によってスタジオ主催の公式見学ツアーが催行される場合がありますが、一般観光客が自由に出入りすることはできないため、渡航前の確認が必要です。

Q3:宝川温泉の混浴露天風呂は女性一人でも利用しやすいですか?
A3:現在は男女ともに透けない専用湯浴み着の着用が必須となっており、女性一人旅の利用者も多く見られます。さらに女性専用の広大な露天風呂「摩耶の湯」も用意されているため、周囲の視線を気にせず名湯を満喫できます。

Q4:映画に登場した相撲シーンの力士は本物ですか?
A4:はい、本物の大相撲力士や元大相撲力士が出演しています。元横綱の曙太郎さんをはじめ、元大関・琴欧洲勝紀さん(現・鳴戸親方)や、豪栄道関(当時)、豊ノ島関(当時)など当時の人気力士が特別出演し、圧倒的な迫力でグラディエーターと対峙しました。

まとめ:古代ローマと日本の名湯が織りなす極上の聖地巡礼へ

映画『テルマエ・ロマエ2』のロケ地は、壮大な古代ローマの夢を具現化したブルガリアのメガセットと、何百年もの歴史を誇る日本古来の名湯が見事に融合した奇跡のロケーションでした。

草津温泉の力強い湯畑の蒸気、宝川温泉の清流と巨石が織りなす露天風呂、そして片倉館の気品ある大理石風呂。それぞれの地を訪れれば、スクリーン越しに伝わってきたお風呂に対する情熱と癒やしの真髄を全身で実感できます。しっかりと準備を整え、時空を超えた名湯の旅へ出かけてみてください。

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トレンドリサーチャー 荒川 駿
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現地取材と写真記録を担当。撮影日と地点を明記し、取材で確認できない事項は取材範囲外として明示します。

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